シャンプー・トリートメントをつくりたい

皆さま、「たかがシャンプー、トリートメント」と思ってはいませんか? シャンプーやトリートメントは毎日使うものだからこそ、未来の髪を維持するためにはとても大切です。「されどシャンプー・トリートメント」です。
十人十色といいますが、髪の毛の世界は違います。100人いたら100通りの髪質があるのです。シャンプー・トリートメントをつくるときに一番大切なのは「コンセプト」。一言で「優しく」と言っても、それは使う人の髪に優しいの?地肌に優しいの?それともお財布に優しいのかも知れませんね。
様々な化粧品原料が溢れていますから、最高級のシャンプーやトリートメントをつくろうとすれば価格だって最高級の美容液と同じくらいになります。どういう髪を、どういう地肌を、どう仕上げたいのか?しっかりとしたビジョンを持って取り組まないと、いつの間にか矛盾の迷路に入り込んでしまいますから気をつけましょう。

シャンプーはベースとなる洗浄成分を選ぶ

機能性成分は使用感を決定づけます。洗いあがりの風合い、トリートメント効果、泡立ちなどのご希望に合わせて調合します。
安価で洗浄力の強い石鹸や、ラウレス硫酸Na等を使用している製品が多いようですが、より刺激の少ない洗浄成分や、髪の修復作用をもつ洗浄成分を選んだり、色々な洗浄成分を選んでミックスしたりして作ることもできます。
泡立ちを良くする成分から髪や地肌に潤いを与える成分、ツヤを出す成分、髪のダメージをケアする成分、養毛成分等、目的に応じて調合します。

シャンプーの機能性成分を選ぶ

機能性成分は使用感を決定づけます。洗いあがりの風合い、トリートメント効果、泡立ちなどのご希望に合わせて調合します。
安価で洗浄力の強い石鹸や、ラウレス硫酸Na等を使用している製品が多いようですが、より刺激の少ない洗浄成分や、髪の修復作用をもつ洗浄成分を選んだり、色々な洗浄成分を選んでミックスしたりして作ることもできます。
泡立ちを良くする成分から髪や地肌に潤いを与える成分、ツヤを出す成分、髪のダメージをケアする成分、養毛成分等、目的に応じて調合します。

トリートメントは使用方法で決まる

トリートメントをつくる上で最も大切なことは「どういうシチュエーションで使うのか?」ということです。トリートメントには用途に応じて以下の様な様々なタイプが存在します。

  1. (1)塗布した後にお湯などで洗い流すインバス・タイプ(浴室で使用するもの)
  2. (2)ドライヤーやブラッシングの直前に髪にふりかける、または塗るアウトバス・タイプ
  3. (3)髪を染めたりカールをつくることのできる特殊機能タイプ

製品の剤型は液状、クリーム状、ジェル状、ムース状等、それぞれ目的と用途に合わせて選びます。

トリートメントの機能性成分を選ぶ

トリートメントには、ツヤ出し効果や指どおりの効果の高いシリコーン油等の表面を修復する成分が配合されています。さらに、毛髪内部の損傷を修復する機能性成分をどれだけ配合するかはトリートメントづくりの楽しみのひとつでもあります。機能性成分にはCMC類似成分、セラミド、PPTなどがあります。
※CMCとは毛髪内部に存在する脂質、細胞膜複合体の総称で、以下の作用があります。

  1. (1)水分や油分の浸透調節
  2. (2)細胞間のクッションとなり柔軟性を与える。柔軟性を与える。
  3. (3)適正な水分量を保ち、毛髪内部から潤いを与える。

CMCの流出により、髪の乾燥化、バサツキ感、ダメージ毛への移行など、毛髪に悪影響を与えます。
髪保護作用のあるCMC類似成分が髪の内部に浸透し、毛髪を正常な状態に保ちます。

保存料・安定剤

髪や頭皮を健やかにする成分のほとんどは、空気や光線、空気中の細菌等によって変質してしまいます。 製品を安心して使って頂くためには、保存料や安定剤は欠かすことができません。 もちろん「旧指定成分フリー」にも対応いたしておりますので、お気軽にご相談ください。

最後にドレスアップ

洗浄成分などから出る独特な匂いをマスキングしたり、色をつけたりして製品をドレスアップします。 もちろんパッケージも大切ですから、じっくりと良いものを作りましょう。