育毛剤をつくりたい

近年、育毛剤市場は巨大市場に発達しました。男性の薄毛には寛容な欧米でも、女性の薄毛に対する悩みは全世界共通のようです。弊社で製造した育毛剤は、その実績と高い品質により世界中で愛用されています。
育毛剤をつくるとき、これが「お悩み解決」製品であることを決して忘れてはいけません。中途半端な製品を安価につくるのではなく、使用したときに効能効果が期待できる製品をつくりましょう。弊社では用途に併せて、様々な有効成分を組み合わせてご提案させて頂いております。

髪の一生(ヘアサイクル)

まず、髪の一生についての基礎をご説明します。人に一生があるように、髪一本一本にもその一生があります。男性では3~5年、女性では4~6年と言われていて、このサイクルを繰り返しながら髪は絶えず生まれ変わっています。しかし、病気、遺伝、体質、加齢などの理由で、このサイクルが止まってしまう場合があります。
それでは、髪の一生を構成する4つの時期について説明します。

1. 成長期(3~6年)

髪の毛の85~90%が成長期です。また、髪の一生のほとんどはこの時期です。

2. 退行期(1~1.5ヶ月)

髪の毛全体の1%が退行期です。

3. 休止期(4~5ヶ月)

髪の毛全体の10~15%が休止期です。

4. 発生期(脱毛)

成長してきた新しい毛髪が、古い毛髪を押し上げて自然に脱毛します。

どんな成分で育毛するか

話題の育毛剤には「果汁」「植物エキス」などの効果を宣伝しているものが多く見られます。しかし、薬事法的にはこれらのほとんどが「保湿成分」であり、実際の有効成分は他のものが入っています。
(注)一部の植物エキスは有効成分として認められています。例えばニンジンエキス、センブリエキス、クララエキスなどが当てはまります。
なお、新規の成分で実際の効能効果をうたうには、薬事法的に非常に壁が高いため、上記のような手段を採用する傾向にあります。

製品の形態

とんがり中栓、スプレーノズル、ジェット噴射、その他と育毛剤の塗布方法は様々ですが、育毛剤は原則として「液剤」でなければならないという規定があります。

  • クリームタイプ
  • リキッドタイプ
  • エアゾールタイプ
  • フォームタイプ
  • 粉末タイプ