ヨウ化ニンニクエキス

 

ニンニクは、肌のバリア機能改善、抗シワ、抗炎症、UV保護、アトーピー改善、抗酸化作用・血行促進作用・免疫力向上作用・抗菌作用など、多彩な美容・健康効果を示す機能性が高い薬用植物で、スパイスとして調理で使用される以外に、様々な国や地域で伝統的に病気の予防薬や治療薬として使用されています。特に強力な滋養強壮効果があるとして、エジプトではピラミッド建設時に重い石を運ぶ労働者にスタミナ源としてニンニクを与えていたそうです。

現在でも様々な健康食品企業から、ニンニクエキスを配合した滋養強壮ドリンク、食品が販売されています。

このように多種多様な生理活性を示す一方で、ニンニクはアリシン等による特異な臭いから、化粧品用途としての利用は敬遠される傾向がありました。

そこで、近代化学では、独自の消臭技術により、低臭化したニンニクエキスを開発し「IG-Ex(ヨウ化ニンニクエキス)」として化粧品原料化に成功しました。

ヘアケア製品の開発を得意とする近代化学は、ニンニクが示す育毛効果に着目をして、ヨウ化ニンニクエキスを配合した育毛剤をサロン向けとして創業以来販売しています。

近年では、細胞レベルでの試験によって、ヨウ化ニンニクエキスが毛髪の成長をコントロールするヒト毛乳頭細胞を活性化することが明らかになっています。

更に、肌の損傷を回復し、バリア機能を向上する作用を示すことも明らかになっています。