スイカズラは、中国、朝鮮、日本各地に野生する常緑つる性の植物で、花の管の先を吸うと甘いことから「スイカズラ」の名がついたと言われています。冬でも枯れず、葉が丸まって寒さを忍ぶことから「忍冬」という名で呼ばれ、漢方薬として用いられます。
また、スイカズラの花は、咲き始めは白で、時がたつにつれて黄色に変色し、白花、黄花と入り乱れて咲いている様子から「金銀花」という別名があります。
スイカズラは、湿疹、あせも、ただれに効き、皮膚を美しくし、美容によいとされており、漢方処方や民間薬に用いられてきました。
成分としてはクロロゲン酸やサポニン等を含んでいます。化粧品に配合した場合、抗炎症作用、抗アレルギー作用、肌荒れ改善作用、紫外線による皮膚ダメージの回復作用、収れん作用などがあることが知られています。